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「気がついたんだね」
「……結衣
「修也達に知らせて来る!」
そう言うと、結衣と呼ばれる少女は病室を出て行った。
ベッドの上にいる少女はその姿をただ唖然として見ていた。
「繭、大丈夫か?」
「うん、平気」
目の前にいる少年は、幼馴染にあたる悠樹。悠樹とは常に一緒に行動していた。
高校も同じだし、両親が海外にいる私を気遣ってかいつも優しく接してくれた。本当に最高の幼馴染。
「それならいいけど。医師が軽い脳震盪って言ってたけど昨日から目を覚まさないから。」
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