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「昨日?」
自分が丸一日目を覚まさなかったということに驚く。しばらくすると足音と共に、カーテンの開く音がした。
そこには悠樹の妹である玲と綺麗な顔立ちをした少年がいた。その少年はいきなり抱きついてきた。
それを自然と受け止めると少し体が震えているのが分かった。
「繭、大丈夫なのか?怪我は?」
「うん、大丈夫。それより、えっと……あなたは悠樹の友達?」
「「「え?」」」
三人の声が重なった。自分がマズイ事を言ったのか少し不安になる。けれど、本当にこの目の前にいて自分に抱きついてきた少年が誰なのかわからない。
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