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ガサゴソと首から提げていた小さなポーチ(私作)をあさる音が、この小さな屋根裏部屋に響く。
その中は飴ちゃんしか入ってないはず……!
「あ、あるぇ…?」
明らかに同様したような声を出すうさ(以下略)……ヤトさん。
黙ってみているのも可哀想なので、声をかけてみる。
「どうしたんですか?」
我ながら良い奴だ。
自分で言ったら負けだけど。
「……そんなはずは…。」
あたふたしているヤトさんは、私の声が聞こえていないようです。
待つ事数十秒。
「あ、すいません。取り乱しました。あのですね、えーっと……無くしてしまったようなんです。だからこのままの姿でよろしいでしょうか?」
日本語でお願いします!
テンパり過ぎてて言いたい事がイマイチわかりません!
……別に私としては今さらどうなっても平気なんだけど…よくよく考えたらさ、ヤトさんはうさぎだし?…ぬいぐるみだし?…うさぎさんと話してる私って何なんだろう。
どうみても中二の時期によくあるアレです。
こんなところ家族に見られたら軽く3回は逝ける。
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