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私の初恋は、この話の全ては、あれが始まりだった。
あの忌々しい男との戦いのゴングは安っぽい金属音ではなく、爆音のギター。
中学生の時に、友達に誘われて見に行った近所の高校の文化祭は、良い子ちゃんだった私にとって物凄く刺激的で。
そこの軽音部のライブで、ギターボーカルをしていた古屋賢二先輩に、少女マンガも真っ青な一目惚れをしたのがそもそものスタート。
しかし、まさかこの時、私の恋のライバルがあの男になるなんてことを誰が想像できただろう。
ああ、憎き関根はるか!
いつかその化けの皮を全校生徒の前で剥がしてやる!
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