4日目

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昼12時くらい。 中央児童相談所の担当のケースワーカーなる人から初のコンタクト、電話がかかってきた。 親に虐待のレッテルは貼りつけ、娘を突然誘拐したまではよかったが、担当のケースワーカーはどうやら私の携帯番号を知らなかったらしい。連絡をとりたかったと言うが、土日はほぼやっていないお役所仕事にして、この対応なのだから呆れる。情報の共有がされておらず、不完全なものであるという実態である。民間とはだいぶ仕事意識にもズレがあるようだ。 今回私たちの担当になったケースワーカーは若めの女性だった。私は30分以上本気で娘に対する思いを語ったが、どこまで伝わったことやら。アザがあった、アザがあるから虐待の疑いがある、だから保護した。保護は適性だった。終始そんなニュアンスのことを言っているように思えた。一方的な向こうの都合で、8月11日の水曜日に最初の中央児童相談所側との話し合いをすることに決まった。話がとりあえずは一歩進んだのかな、といったところだ。1日でも早く娘が帰ってくることが私たちの望みだ。
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