悪夢のような1日目

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時刻は5時。 私たちはすぐに保育園を後にし、甲府へと車を走らせた。 さすがに帰宅ラッシュ。県庁所在地の甲府に向かう道は混んでいた。 初めて来る県庁、、、時刻はすでに6時を回っていた。 駐車場入り口にはすでにポールが立てられていたので、出口側を逆走して、なんとか駐車場に車を停めた私は、電話で教えられた8階建ての建物をすぐに見つけ、閉まっていた正面玄関の脇から中に入った。 建物入り口にある受け付けで守衛に呼び止められたが、訳を話すとすんなり入れてもらえた。 エレベーターで5階に登り、照明の消された廊下を少し歩いてまだ明るいオフィスに入った。 座っていた職員に児童家庭課の場所を尋ね、奥へと進む。 すると電話で対応してくれた職員が出てきた。 そこで不服申し立て書を2通程書かされた。 内容や書き方はひどく簡単な書類で、虐待の事実はない。児童相談所の誤認による誤った一時保護処分の取り消しを求めるといったものだった。 書類はその場で受理され、今後の流れの説明などを受けた。 児童家庭課からこの書類が児童相談所に送られ、児童相談所から私宛てに弁明書なるものが送られてくるそうだ。
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