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おいらは幸せ者だった
「朝日!?…速いわよ!」
気付いたら 横には二人がいたっす
「朝日君……待って…ハァハァ……」
おいらはいっつも詠とは反対の手を握ってたっす
「朝日 だから月が…!」
勉強が終わるとすぐ二人とさよならしなきゃいけないっす
それが嫌で色々な所を連れまわして…
「………ハァハァ……ケホッ……ケホッ」
おいらは二人が大好きだったっす
「馬鹿みたいなことやってんじゃないわよ!!」
でも
「…クスクス…朝日君変なの…」
でも
「もう!! 莫迦~~~!!」
ごめんっす 詠
「行こ!!…詠ちゃん」
月もごめんっす
「朝日!!朝日!!起きてよ!!ねぇったら!!」
「あさひ…くん……」
じゃあ さよならっす
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