プロローグ

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思えば ずっと三人一緒だった 「朝日!?…速いわよ!」 気付いたら 横には二人がいた 「月!! 詠!! 速くするっす!!」 二人はいつも私の手を片方づつ握り 「朝日 だから月が…!」 私を色んなところに連れてってくれた 「おっと これはいけないっす……反省」 私はそんな二人が大好きだった 「馬鹿みたいなことやってんじゃないわよ!!」 でも 「あ!! 見えてきたっす!! 叔父さんが言ってた星が見える丘まで後ちょっとっすよ!! やっぱり走るっす!!」 私のせいで 「もう!! 莫迦~~~!!」 ごめんね 詠ちゃん 「おいらが一番乗りっす!!」 ごめんね 朝日君 私が居なければ二人で幸せだったよね? それを邪魔しちゃったんだよね? 居なければ良かったよね? ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい
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