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しかし私達が愛し合ってる事を望まない人が山ほどいた。
要君は『気にしなくてもいいよ』と言ってくれていたし、私は少しのイジメなんて何とも思わなかった。
他の女子の意見によると、私と要君は釣り合わず、要君はイケメンだけど私はブサイクで、私は要君に色仕掛けをしている、らしい。
私がブサイクで要君と釣り合わないことはわからなくないけど、
少なくとも私は要君に色仕掛けなど使ったことない。
要君もそれを承知してくれるから、変な評価を無視出来ている。
私に対する地味な嫌がらせ、暴力、イジメ、暴言、仲間外れなどは本当にどうでもよかった。
だって、そんなことをしても
要君を手に入れることができるはずがないのだから。
逆に言うと、こんなことをされても要君は私を捨てないでくれるから。
でも、その時はいつもと違っていた。
その日は、私が要君と付き合い始めて1年と3ヶ月と少し経った日だった。
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