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俺は歌菜に電話をかけるのをやめ、
必死に学校の屋上を目指した。
これでも中学の頃は陸上部でエースだった。
高校で1年と少し練習をサボったって、持久力は落ちないっ!!!
そう自分に思い込んで、
必死に走った。
どの道を通って、誰に声をかけられたとか
そんなこと何も覚えていない。
そのくらい必死に屋上を目指した。
俺が屋上に着いた時、
歌菜はちゃんと、生きてそこにいた。
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