第3章

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  遼「…ん……ここ、どこだろ?」     目を覚ました遼希は、隣のベッドに寝ていた梨生奈を見つけた。   遼「梨生奈!!梨生奈、起きて!!」 梨「……遼希?ここは?」 遼「分かんない…でも、どっかから落ちたのは覚えてる」 梨「…あたしも」     辺りを見回す余裕が出てきた2人は、ある事に気がついた。   梨「ねぇ、遼希…ここ、見覚えがあるんだけど」 遼「ボクも。ここって…ユゲデールの医務室だよね?」 梨「うん。でも、なんか変じゃない?」     2人が感じた違和感。それは、知っている部屋なのに、様子がおかしい事だった。2人が今いる医務室は、きれいとは言い難かったのだ。     梨「ユゲデールの医務室って、もっときれいだったよね?」 遼「梨生奈…ちょっと、外に出てみない?何か分かるかも知れないし」 梨「そうだね」
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