第十三話

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『なんで…もっと……早くになれなかったんだ…。なれてたら…こんな……こんなことには…なら…なかった…かも…しれないのに…。う…く…うう…くううう……うわあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!』 僕は…雨が止むまで……泣き叫ぶことしか…できなかった 「あの時程、自分の無力さを、非力さを、力の無さを恨んだことはない…。」 「悟飯…。」 はやての手が目元に当たる はやてが溢れ出てきてる涙を拭ってくれていた いつ流れたんだ… 「つらいんだよ。苦しいんだよ。誰かが…特に、自分にとって大切な人が自分のために命を投げ出すのは…死んでいくのは…自分が傷つくより、死ぬより…ずっと…ずっと…。」 涙が…止まらない 「おまえは…はやてにそんな想いをさせたいのか?」 「………。」 「何で一番簡単な方法取る?聞いたところ、無限書庫っていう所に手がかりがあるかもしれないのだろう?」 「だが、見つかる可能性は…。」 「やってみなきゃわからない。」 お父さんがよく言ってた言葉 やらなければ0だけど、やってみれば1以上になるかもしれない
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