晴天の空の下で

2/6
前へ
/374ページ
次へ
まどかと同行しはじめて二週間が経った日の事… 「まどか~!?みろよ!!この海!!」 少し高い山からみる… 「え?これは海じゃなく…琵琶湖ですよ…」 湖だ… 「琵琶湖!? 海はまだなのか~!!」 と言っていると後ろからガサガサと音がする。 「はぁ~…またか~…こりないねぇ…あんたらも…」 林から出てきたのは数人のゴツい男達… 「誰!?」 と慌てた様子で、まどかは1ヶ月前の家族を目の前で亡くした恐怖で男恐怖症になっていた。 「ハハ!女がいるぞ?男はよわそうだ!」 と男達は少しずつまどかに歩みよっていく。 刀と槍を持っている… (また落ち武者狩りか?) と思いつつ… 男達がまどかに手が届きそうなぐらい近づいたとき… ドスッ と地面に槍がささりまどかと山賊の境界線ともいわんとばかりに前に真っ直ぐたった。
/374ページ

最初のコメントを投稿しよう!

864人が本棚に入れています
本棚に追加