歴史を継ぐもの

知識

ﾜｧｰﾜｧｰ

ﾎﾞｺｯﾎﾞｺｯ

ﾄﾞｻｯ

長い棒、短い棒を持った兵士が山の中の人里離れた平地で戦っていた。

見る限りでは死人は折らず怪我人だけだった。

｢ﾊﾊﾊ！拓也殿まだまだあまいのぉ！兵士を上手く使いきれておらぬぞ？｣

｢ﾊﾊﾊ…人を操るのは難しいございますな…」

｢うむ！ワシも父上からかなり知識をもらってやっとこうなれた！仲間を殺したくないなら己自身だけじゃなく皆で力を合わせる必要があるんじゃ！もし身につけたなら余計に兵も死なんですむ！仲間も守れる！｣

｢キツいなぁ…｣

｢ﾊﾊﾊ…まだ初めて１ヶ月ではないか？なかなかの指揮だて！そうあわてずにゆっくりやろう！それにこの兵士をつかった戦術を知りたがったのは拓也殿ではないか？負けじとやろうぞ？｣

｢あぁ…ここで挫けていれない…俺は仲間を大切な兵士を一人でも生かしたい！｣

兵士の使い方や生かし方を竹中に毎日教わった。

拓也の兵士は50人、竹中は半分の25人の数で拓也は打ち負かされていた。