864人が本棚に入れています
本棚に追加
それからまた1ヶ月が経ち・・・
遂に重治率いる25人を倒した・・・。
拓也率いる兵士は棒を投げ捨て近くにいた仲間と抱きしめあって喜んだ。
拓也ももちろん笑みを浮かべガッツポーズをした。
「重治殿!!遂に倒せました!!少しは俺も強くなれたんじゃろうか?」
「ハハハ。拓也殿だけの力かのぉ?」
「え?」
と拓也はわけがわからないでいたがこの数日後にどういうことがあったかをあの一人の兵士から話を聞いた。
その男の名前は左ノ助と言った。
すぐに打ち解け、さのちゃんと呼ぶようになる。
それからは50対50で勝負するようになる・・・もちろんまた敗北の毎日が続いたが確実に変わったことがある。
それは人間が一生涯もっていなければいけない欲深さ、仲間思い、めげぬ心だった。
さのちゃんと毎日この日から拓也は剣術の練習をはじめた。
最初のコメントを投稿しよう!