父を超える者

4/8
前へ
/374ページ
次へ
重治の父はあまり体調がここ最近よくなかった。 城を移動してからだ。 父、重元のことだ。 重元は道三公の味方につき義龍に攻められたがなんとか家族や仲間の力でなんとかこの戦をしのいだ。 重治は思い返した・・・ 「重治よ・・ワシはまだ死なぬ!死ぬわけにはいかんのじゃよ!織田信長という男が怖くて仕方ない・・・味方だったが敵にまわったときどれほどの力量かワシははかりしれん。信長とは接点を持たぬだろうがなるべくかかわるな。そして愛殿はたぶん織田家におるぞ・・」 といわれたのだ。 織田家にいるとは竹中は今はいえなかった。 織田家は今は内乱が終わったばかりだし今川義元という大きな大名が上洛するためにやってくるという話を最近噂になっており、とても危険な場所だという。
/374ページ

最初のコメントを投稿しよう!

864人が本棚に入れています
本棚に追加