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「忘れ物しちゃった!
教室に戻ろう」
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「あれ?教室に誰かいる」
(うわぁ~✨金髪だ!
うちの生徒だよね?髪が長くて、フワフワしてて綺麗。それにスタイルもいいし、目もパッチリしてて睫毛も長くて、まるでお人形さんみたい。もしかして、女優さんかなぁ?こんなチャンスめったにないかも・・よし、話し掛けちゃおう)
「あの・・何を見てるんですか?」
私が話し掛けると、その女の子は私の方に振り返り、口を開いた。
しかし、次の瞬間呆気に取られる事に・・
『ん? あれ?菜世ちゃん!どないしたん?ボクに用事?』
(か、関西弁?っていうか何で私の名前知ってるの?)
「えっ!どうして私の名前を?」
『学校のオンナノコの名前を知っとくんは、ジョーシキちゃうかなぁ?』
「女の子なのに男の子みたいな事言うんだね…」
『ん?ボクはオトコノコやけど?』
「えっそうなの!ゴメン私、勘違いして…」
『そんな気にせんでエエよ。ボク、オンナノコみたいやから、よう間違えられるし』
「そっか、よかった。えっと~?」
『せや!ボクは、クリストファー・ウェザーフィールド。クリスでええよ!よろしゅー😃』
「うん、よろしくね。
ところで何を見てたの?」
『ん?何も見てへんよ?何の事やろ・・サヨナラ!』
(あっ!行っちゃった・・クリスくんか。男の子だったんだ・・それにしても、本当に外国人なのかなぁ?)
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