Happy💓2 金ピカ 金次郎

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〈昼休み グラウンド〉 「あれ?クリスくんだ。何してるんだろう?クリスくん!」 『菜世ちゃん。なあなあ これ、エエと思わん? タイトルは、二宮金次郎 feat.クリス!』 ふとクリスくんの方を見ると、二宮金次郎の像が派手な色に塗られていた。 「カラフルだね・・・」 『何年も一人ぼっちで本を読む彼に、おしゃれさした~いって思うててんけどな。先生方には、わかってもらえへんかってん・・・』 「怒られたの?」 『もう、カンカンやで! すぐに洗い流せ~💢言うてモップ持って追いかけてきよった。』 そりゃあ、そうだろう!と思いながらも、その事にはツッコまず、私は話しを続けた。 「たしかに、これだと あまり威厳は感じられないね」 『インゲン?豆?』 「そうじゃなくて・・・え~と、貫禄って言ったらわかるかな?」 『う~ん・・・偉そうって事やな?せやったら~うん、決めた。金ピカにしたろう!』 「ええっ~⁉」 『偉そうやし、綺麗になるで。うん、そうしよう!あっ💡その前に写真取っておかな。キミも一緒に、記念撮影しよ~❤』 (う~ん。塗り直しても、怒られそうな気がするけどなぁ・・)
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