勇者誕生!

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「お~そ~かそ~か。言ってなかったか。なら言うぞ。耳の穴かっぽじってよーく聞けよ」 国王様は一拍置いてから言う。 「ちょっと魔王倒してき「ヤダ、めんどい」 即答ですかい! 「いや、ちょっと待てよ?………なんか魔王って名前ウザイな」 「の~頼むよ~。そうじゃ!もし行ってくれるのじゃったら、そこにおる僧侶をお主にやるぞ?」 そう言って国王様はわたしを指差してきた。 ………て、わたし!? 「お、マジで?どれどれ?」 少年がわたしの体を舐め回すかのように見てくる。 「よし乗った!」 「ありがとう!」 国王様と少年が握手をする。 どうやらわたしに拒否権は無いようです。 「さてっと、じゃあ早速……。おら、そこの兵士!ちょっとジャンプしてみな?」 なんと!まさかの兵士をカツアゲ!?
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