ヒマワリ…花言葉―あなただけ見つめる―

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急な親友の誘い 用事のない私が断る理由もなく… 今日が記念日なのを知ってか知らずか誘った友人に感謝し、話は弾む その時だった 『いらっしゃいませ』 店員の明るい声が響き、ふと入り口に目をやった 可愛らしい小柄な女の子と もう一人… 最も見たくない状況に開いた口が塞がらない 妙な様子に友人も気付き、私の目線の先へと目をやった 目のやり場に困っていると店員に案内され、こちらへと近付いて来る 「どうしよ…顔見れない…」 勢いよく顔をそらした私に君は気付き、あろう事か立ち止まってしまった 「………久しぶりだね!!」 精一杯の笑顔で見上げた私に、君は驚いた様子で私をじっと見た 「なんかすっかりラブラブって感じでいいねえっ! 幸せになるんだからねっ 私達もう帰るとこだったからまたねっ」 咄嗟に嘘をついた 帰るつもりなんてなかったのに 皿の上なんか半分しか食べてないのに ただその場を去る事に必死で、 音を立てて勢いよく立ち上がった .
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