プロローグ

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そして、旅立ちの日。 昨日は話をした後、名一杯アリスと遊び、最後の家族との夕食を楽しんだ。 アリスには家を出ていくことを、話していない。悲しませるだけだ。・・・それに決心が鈍りそうだ。 早朝、見送りは母と父だけアリスはまだ寝ている。 「それではもう行きます。」 地平線からちょうど、朝日が大地を照らし始める頃。 その明るい朝日を背に、向かい合うは父と母。 レバノン家の屋敷の門の前で、アルルは両親と最後の別れを済ます。 「うむ、アルル。最強の魔術師になるのを、楽しみに待っておるぞ。」 気丈に振る舞って隠しているが、今にも男泣きをしそうな様子の父、ダグラス。 「・・・アルル好き嫌いしないで、いっぱい食べるのよ、大きくなりなさい。それからお友達をつくりなさい、たくさんじゃなくていいから、本当に信頼できるお友達を・・・。」 色々なことを母親として、これから伝えていきたかったのだろう・・・・・母の辛い気持ちがひしひしと伝わってくる。 「うっ、ひっく、アルル・・・これからつらい事、苦しい事も・・・たくさんあると思うけど・・・・自分をちゃんと持って・・・!夢を持って、夢を叶えなさい!」 最後に母親の激励を受け、両親に背を向け歩き出す。 「・・・・はい!行ってきます!!」 レバノン家を去るアルルのことを、その小さな背中が見えなくなるまで、いつまでも2人の親は見守っていた・・・・。 そして、まだ8歳の少年は歩き出した。最強を目指して・・・・。 ここから、アルルは歪みます、あしからず~~(⌒0⌒)/~~
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