君は俺 俺は君

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「とりあえず、あいつ捕まえて。話はそれから。あれも俺だから容赦なしにやれるだろ!」 「ーっ!後で訳を話せよ!」 俺たちは一時休戦し、赤い目の折原臨也を捕まえることにした。だが、折原臨也は走る、走る。長い距離を走っても息切れを知らないのか、ずっと走っていた。 こっちはそろそろしんどくなってきたので、置いてあったエンジンのかかってる白バイに乗り走らせた。 後ろから白バイの持ち主が叫んでたが気にしない。 「折原臨也ぁああ!!待てぇええ!!!」 シズちゃんはバイクを走らせてる、というのにガードレールをひんむいて折原臨也に投げようとする。 投げるが、それはほとんど壁にめり込んだりがほとんどだった。バイクで折原臨也を追ってると、奴は豊島区にあるマンションの中に入っていった。 「…ここって、新羅たちのマンション」 「早くいかないと、俺が…っ」 俺はバイクを放置して新羅たちの部屋に向かった。シズちゃんはぶつぶつ言いながらついてきていた。 新羅とセルティの部屋の前にくるとシズちゃんは早速ドアを脚で蹴り壊した。 「折原臨也はいるかああ!!」 「静雄!?」 「あーあ、ばれちゃったか」 折原臨也は今来たところらしく、少し息があがっていた。 「え、臨也が二人!?」 俺は無断ではいると、折原臨也の胸ぐらを掴んだ。 「…まだ何にもしてないよ」 「身体に戻れ、今すぐに。」
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