君は俺 俺は君

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「…やーだねっ」 折り畳み式のナイフを投げてくる相手にウザさを感じながらも避けながら、攻撃していった。だが、攻撃はシズちゃんにとめられた。 「事情を話せってんだろおが!!!」 俺はシズちゃんの頭突きで脳震盪を起こした。シズちゃん、さっさと死ね。 本当に死ねばいいのに★ 「…つまり、この赤い目の折原臨也は過去のお前ってとこか?」 「そう。言わば片割れさ。」 「…片割れが身体を求めてもおかしくないだろ?平和島静雄。」 「どうして今になって現れたんだ?」 「約束だからさ。」 「約束?」 新羅は話を聞きながら、俺たちにお茶を淹れてくれる。相変わらず気が利くやつだ。 「ああ。中学生のころに約束した。一定の年齢になったら身体を返す、と」 「…したのか?ノミ蟲」 「それが覚えてないんだよね。ほら、俺ってどうでもいいことは忘れる人間だから。多分、その約束も二秒後に忘れたんだと思うし」 「…結局、問題を手前自身がややこしくしてんじゃねえかああっ!!」 シズちゃんは隣でキッチンを掴みにいき、はがそうとしたのでそれには新羅が制止にはいった。シズちゃんも仕方なく、キッチンをはがすことは止めた。 「…というか、お前らが一つになればいいんじゃないか?」 「平和島静雄。君は俺にまた深い暗闇に戻れっていうのか?…こいつの中は暗闇でしかない。そして、気持ちが悪い。人を操り、全て自分の手のひらの上で踊っていないと気がすまない…。そんなやつだからこそ、気持ちが悪い。」
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