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私の恋愛
温泉で 詩ちゃんにバイバイして
彼の車に乗ると
彼は少し不機嫌そうに
「おはよっ 楽しかったか?」
「うん…まぁまぁかな? それより こんな遠くまで迎えに来てくれて ありがとうね」
車で 1時間半くらいの場所である
彼は 自分と居る時以外に
私に楽しんでほしくないのだ
そんなに楽しくなかったと
言ってもらいたいに違いない
「そっか まぁまぁか
よかったな」
とりあえず…セーフ…
かな?
帰り道 特に 普段と変わりない会話で
私の自宅に 到着
「じゃあな ゆっくり 休めよ~」
えっ? それだけ?
家に 入ってもいかないの?
送り届けた だけ…なの?
当たり前のように
帰って行く 彼に
何も言えず
「あっ…うん!ゆっくり休むね!ホント ありがとね」
ブーーン……車は
行ってしまった
私は できるだけ
彼のことを まわりに
隠したかった…
詩ちゃんは 知っていたけど
詩ちゃんにも
「くみちゃんの彼って
なんだか 少し恐いよね」
と 言われたことがある
私も そぅ思ったことがある
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