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狭間「よしこれなら!」
俺は、紫が男の前に出たの確かめた。
狭間「(これで、男は止まるはずだ。)」
と思ったが、男は紫の方に走ってばかりだった。
狭間「(おかしい。なぜ走ってるんだ?普通に人が前に立ちはだかったら速度を落とすはずだ。なんで速度を落とさないんだ。)紫!止めろ!」
紫「言われなくてわかってるよ!テアー!」
紫はそう言うと、男に向かって得意の右回し蹴りを放った。
狭間「よし!あれなら・・・
(紫はあれで全国制覇をしたんだ。)」
紫「もらった!」
二人が男を仕留めたと思った瞬間、予想外の事が起こった。
ヒュン!
狭間「なっ!?」
紫「うそっ!?」
二人は驚愕した普通の人なら簡単に避けられない紫の右回し蹴りを避けたからだ。しかし、
ガシャン!
紫・狭間「「あっ!」」
?「・・・!」
紫が放った右回し蹴りは男が持っていた銅鏡を直撃し、粉々に壊れてしまった。
狭間「何やってるんだよ!紫!」
紫「ごめ~ん!またやっちゃった~
きゃ!?」
するといきなり、フードを被った男は紫を突き飛ばして逃げて行った。
狭間「紫!?待ちやがれ!」
俺は再び、男を追いかけようとした。その時、
ピカッ!
いきなり、割れた銅鏡から光が発せられた。
狭間「くそ!なんだよこの光は!」
紫「雄也!どういうこと。これ!?」
狭間「俺が知るか!?」
ピカァァァ!?
光はさらに強くなっていった。
紫「きゃあぁぁぁ!?」
狭間「紫!?のわぁぁぁ!」
しばらくして銅鏡の光が消えると、そこには、狭間も紫もいなくなっていた。
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