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族「「のわ~!!」」
族「な、なんだ!?」
仲間が吹き飛ばされたのを見て、他の族たちがひるんだ。しかしその内、一人の男が・・・
族「落ち着け!相手は一人だ!
囲んでやっちまえ~!」
そう言うと、他の族は落ち着きを取り戻し、俺の周りを取り囲もうとした。
狭間「(・・・あいつが頭か。)」
俺はそう思い、他の族をすり抜け、その男に近づこうと思った時、
?「おめーら、ちょっと待て~!」
突然、女の声が響いた。すると、族たちは動きを止め、後ろを向いた。俺も動きを止め、その成り行きを見守った。
すると、一人の女の子が族たちをすり抜け、俺と族たちの間に立った。そして、さっき族たちを落ち着かせた男が、
族「お頭・・・。」
狭間「はぁ!?(ちょっと待て!この女の子が頭!どう考えてもおかしいだろ!)」
男が言った事に驚いて、その女の子を見た。なぜなら、見た目がまだ小学生くらいの体格だったからだ。俺は心の中でツッコミをしたが、
狭間「(この子、強いな・・・。)」
俺は、その女の子の立ち振る舞いをみてそう思った。すると別の族の男が、
族「なぜですか頭!なぜ止めたんですか!?」
?「うるさい!相手の力量も見ないで突っ込んでどうする!みすみす死に行く様なもんだ!」
そして、頭の女の子と男が喧嘩を初めだした。俺は、他の族たちの方を見ると、(また始まったよ。)と呆れた目で二人の喧嘩を見ていた。俺は、再び喧嘩している二人の方を見て、そのやりとりを黙って見ていたが
狭間「さすがにこれは、終わりそうにないな」
俺は、そう呟いた。二人の喧嘩が終わりそうにないなと思った俺は、
狭間「で、そう思っているあなたが、なぜ出てきたんだ。」
と、頭の女の子に聞いた。すると、その女の子は、男との喧嘩を止めてこっちを向き、
?「フン、あんたみたいな強い奴相手に、これ以上、仲間を戦わせるの気が引けたんでな。だから、私が殺された仲間の敵をこの私がやろうと思ってね!」
そう言って、女の子は、手に持っていた棍を構えた。
狭間「なるほどね。・・・でも、ひとつ言って置きたい事がある。」
俺は納得して頷き、そして一呼吸した後、その女の子に言った。
狭間「俺は、お前の仲間を殺してないぞ。」
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