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?「へ?」
頭の少女は棍を構えつつ、俺の言った事に驚いていた。他の仲間の族たちも驚きを隠せないでいた。
狭間「だーかーらー。俺はお前の仲間を殺してないって言ってるんだよ。」
俺は黄巾族の奴らに言い聞かせるように再び言った。すると、一人の族が、吹き飛ばされた仲間の元に行き、そして、
族「お頭!そいつの言うとおり、全員気絶してるだけで、生きてます!」
と、頭の少女に報告した。すると、
?「おい。」
狭間「なんだ?」
?「なんで情けをかけた。」
少女は構えを解き、俺にそう質問してきた。
?「私たちは、お前たちにとって敵だろう~、どうしてその敵に情けをかけたって、聞いたんだよ。」
少女は再び、俺に質問した。少しため息を吐いてから話しだした。
狭間「は~、俺はあまり人を殺したくなんだ。いくら敵だとしても俺はこの意志を曲げない。」
?「ふ、甘い考えだね。」
狭間「・・・そうかもな。」
俺がそう答えると、少女は、小さく笑って、皮肉言った。俺もそれに気づいていたから。同意的に言った。
狭間「さて、そろそろどうする?」
俺は、再び少女に質問した。
?「決まってるよ。やられた仲間のためにあんたは私が倒す!」
そう言うと、少女は再び棍を構えなおした。ふと、少女の後ろをよく見ると、族たちが仲間を救護しているのが見えた。
狭間「へ~、本当に仲間思いなんだな。あんたら。」
?「・・・ん。」
俺は、少女の後ろを見ながら言った。その視線に気づいた少女は、後ろを振り向いた。そして、仲間がやっている事を見て、笑みをこぼした。
狭間「さてと・・・、」
俺は背伸びして言った。少女は、俺の声に気がついて、こっちを向き、真剣な顔つきに戻った。
狭間「そろそろ、一騎打ちと行きたいところだけど、・・・」
?「・・・?」
と言った後、一度言葉を切った。少女は不思議そうな顔をした。俺は一呼吸入れた後に、言った。
狭間「ふう~、その前に約束してほしい事がある。」
?「・・・?」
少女は再び不思議そうな顔で俺を見た。
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