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狭間「もし、お前が勝ったら、俺はもう一切手を出さない。」
?「えっ!」
俺の出した自分が勝った時の条件に、少女は驚いた。
狭間「そして、もし、俺が勝ったら、今日この街で盗んだものを置いて帰れ、そして、二度と山賊はするな。」
族「「なぁ!!」」
?「・・・」
俺の出した俺が勝った時の条件に、今度は少女の仲間の族たちが驚いた。しかし、少女の方は、黙ったままだった。
族「俺たちに黄巾族から抜けろって言うのか!」
族「そんな条件認められるか~!」
族「そうだ!そうだ!」
俺の出した条件に納得のいかない族たちは、俺に向かって非難し続けた。しかし、
?「うるさい!」
突然、少女は大声あげた。
?「これは、私とやつの一騎打ちだ!口を出すな!」
族「「・・・」」
少女がそう言うと、族たちは声を出すのをやめた。いや、覇気に押されて、何も言えなくなったのだ。
狭間「それで、答えは・・・?」
俺は、真剣な顔で聞いた。
?「・・・受けるよ。」
族「頭!」
少女は、俺の出した条件を飲んだ。すると、それを聞いた族の一人が、
族「なんで受けたんですか!?それに・・・!・・・!」
?「黙りなさい!」
その族が少女に何か言っていると、少女はそいつを黙らした。そして、続けてこう言った。
?「それに、私が負けると思っているのかい。」
族「「・・・!」」
少女がそう言うと、それを聞いた族たちは、俺と少女の成り行きを見守った。
狭間「さて、もう一つ、これは聞きたい事なんだけど・・・、」
?「・・・?」
狭間「お前の名前を教えてくれ。一騎打ちをするんだから、一応、名前を知っておいた方がいいと思ってね。」
?「!なるほどね。」
その言葉を聞いて、少女は納得して言った。
?「わかったよ。けど、相手の名前を知りたい時は、自分から先に名のっとくもんだよ。」
狭間「それもそうだな。」
俺が、そう言った後、お互いに自己紹介をした。
狭間「俺の名前は、狭間雄也だ。」
?「狭間雄也、変わった名前だね。」
狭間「そうか?」
?「そうだよ。ま、いいか。私は、性は紅、名は覇、字は霊歌だ」
狭間「いい名前だな。」
紅覇「そうかい。ありがとう。それじゃあ、自己紹介も終わった事だし。」
紅覇は棍を構え、
狭間「そろそろやりますか!」
俺は青龍を構えた。
そして、構え終わった後、二人は思いっきり殺気を出し始めた。そして、二人の戦いが始まった。
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