少年、蜀軍と出会う

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---?? said--- ?「急げ!今すぐ民を救うぞ!」 兵「「お~~~!!」」 ここは、狭間が戦っている町から、数厘離れたところ。ある軍が、町が黄巾族に襲われていると聞き、助けるため進軍していた。 ?「愛紗、気合い入っているのだ!」 ?「そうだね~。鈴々ちゃん。」 後ろの方で、赤髪の女の子と桃色の髪でほんわかな少女が話していた。そこに、 ?「桃香、早く行かないと愛紗が行っちゃうぞ。」 (桃香)「あ、御主人様。そうだね。早く行かないと!」 学生服を来た青年が桃色の髪の少女、桃香に言った。するとそこに、 ?「みなさん!」 (愛紗)「ん、どうしたんだ?朱里、雛里?」 (雛里)「あう・・・」 突然、二人の少女の内、ベレー帽を被った女の子、朱里が声をあげた。そこに、先頭で歩いていた女性、愛紗と呼ばれていた女性が近づいてきた。すると、魔法使いが被るような帽子を被った女の子、雛里がおどおどしだした。 ?「落ち着いて、何があったんだ?」 (朱里)「あ、はい!実は先ほど、黄巾族が襲っている町に向けて放った斥侯が戻ってきました。」 (愛紗)「それで、どうだったんだ?」 青年が朱里に何があったかを聞くと、朱里は、用件を伝えた。それを聞いた愛紗が質問した。 (朱里)「あ、はい。それが、・・・」 (桃香)「?・・・どうしたの?」 朱里が口ごもると桃香が不安そうに聞いた。 (朱里)「えっと、町に行った斥侯の話しですと、なぜか黄巾族は暴れておらず、代わりに、一人の女の子と一人の男の人が一騎打ちしていたそうです。」 (愛紗)「それじゃあ、その男が頭で、女の子が一騎打ちを挑んだと言うことか。」 (雛里)「いえ、それがそうではないらしいんです。」 ?「どういうことなんだい?朱里、雛里。」 愛紗が言った言葉を雛里がそれを否定した。それを聞いた青年が聞いた。 (朱里)「はい、実は女の子の方が町を襲った黄巾族の頭らしく、男の人がそれを止めたらしいんです。」 その後、朱里は斥侯から聞いたその男の行動と頭とした約束を話した。 (桃香)「へ~、優しい人だね。」 朱里が話し終わった後、最初に言葉を発したのは、桃香だった。 (鈴々)「確かに優しいお兄ちゃんなのだ。」 ?「・・・」 (愛紗)「どうかされたのですか?御主人様。」 青年が考えていると愛紗がその青年を心配して聞いた。
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