少年、蜀軍と出会う

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ガン! ギン! ガキィン!! あれから、しばらく打ち合いになった。どれくらいたったかはわからない。 狭間「はぁ!」 紅覇「てあぁ~~!」 ガキン!!ザアァァ・・・ 狭間「ふう~」 紅覇「はぁ、はぁ、はぁ、・・・」 俺は、少し深呼吸した。紅覇の方は、少し疲れたらしく肩で息をしていた。 狭間「やるな。紅覇。」 紅覇「はぁ、はぁ、お前もな。」 狭間「ふっ・・・」 紅覇「なんだ?どうして笑ってんだ?」 俺が笑った事に紅覇は質問した。 狭間「悪い。久しぶりなんだよ。こういうふうに強いやつと戦うのが、だから、ついうれしくなってな。」 紅覇「なるほどね。」 俺が、そう説明すると、紅覇は納得した顔で言った。そして、 紅覇「それじゃあ、その続きと行こうか!」 狭間「ああ、そうだな!」 俺と紅覇は再び武器を構え、激突した。 ガキン! ガン! ヒュン!・・・トン 紅覇「・・・!?」 二度打ち合いした後、俺はいったん紅覇から距離を離した。 狭間「楽しかったけど、そろそろ、終わりにしよう。」 俺はそう言って、青龍を構えた。 紅覇「!わかったよ。決着のつけてやるよ!」 紅覇もそう言って、棍を構えた。二人の周りに殺気が充満しだした。そして、 狭間「はぁぁ~~!」 紅覇「てあぁぁ~~!」 二人は同時に走りだし、そして、交わった。それと同時に、紅覇は、棍を振り、俺は、刀を振った。そして、紅覇の棍は狭間の腹に当たり、俺の刀は、紅覇の横を通過した。 族「「よっしゃ~!」」 紅覇の仲間の黄巾族たちが紅覇の勝利を確信した。しかし、 紅覇「がはっ!?」 倒れたのは紅覇の方だった。そして、俺は腹をさすりながら、膝をついていた。 狭間「いって~。さすがに今のはきいたな。」 そう言いながら、俺は立って、紅覇の方に向かった。 族「「てめ~!よくも頭を!」」 頭を倒された黄巾族の半数が俺に襲い掛かって来た。しかし、それが途中で止まった。その理由は、 紅覇「ちょっとまて~!・・・はぁ、はぁ、はぁ、・・・」 紅覇が起き上ったからだ。俺を襲おうとした黄巾族たちはそれを見て止まったのだった。 族「頭~!大丈夫ですか!?」 紅覇「はぁ、はぁ、大丈夫だ。はぁ、ちょっと動けないがな。」
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