373人が本棚に入れています
本棚に追加
ガン!
ギン!
ガキィン!!
あれから、しばらく打ち合いになった。どれくらいたったかはわからない。
狭間「はぁ!」
紅覇「てあぁ~~!」
ガキン!!ザアァァ・・・
狭間「ふう~」
紅覇「はぁ、はぁ、はぁ、・・・」
俺は、少し深呼吸した。紅覇の方は、少し疲れたらしく肩で息をしていた。
狭間「やるな。紅覇。」
紅覇「はぁ、はぁ、お前もな。」
狭間「ふっ・・・」
紅覇「なんだ?どうして笑ってんだ?」
俺が笑った事に紅覇は質問した。
狭間「悪い。久しぶりなんだよ。こういうふうに強いやつと戦うのが、だから、ついうれしくなってな。」
紅覇「なるほどね。」
俺が、そう説明すると、紅覇は納得した顔で言った。そして、
紅覇「それじゃあ、その続きと行こうか!」
狭間「ああ、そうだな!」
俺と紅覇は再び武器を構え、激突した。
ガキン!
ガン!
ヒュン!・・・トン
紅覇「・・・!?」
二度打ち合いした後、俺はいったん紅覇から距離を離した。
狭間「楽しかったけど、そろそろ、終わりにしよう。」
俺はそう言って、青龍を構えた。
紅覇「!わかったよ。決着のつけてやるよ!」
紅覇もそう言って、棍を構えた。二人の周りに殺気が充満しだした。そして、
狭間「はぁぁ~~!」
紅覇「てあぁぁ~~!」
二人は同時に走りだし、そして、交わった。それと同時に、紅覇は、棍を振り、俺は、刀を振った。そして、紅覇の棍は狭間の腹に当たり、俺の刀は、紅覇の横を通過した。
族「「よっしゃ~!」」
紅覇の仲間の黄巾族たちが紅覇の勝利を確信した。しかし、
紅覇「がはっ!?」
倒れたのは紅覇の方だった。そして、俺は腹をさすりながら、膝をついていた。
狭間「いって~。さすがに今のはきいたな。」
そう言いながら、俺は立って、紅覇の方に向かった。
族「「てめ~!よくも頭を!」」
頭を倒された黄巾族の半数が俺に襲い掛かって来た。しかし、それが途中で止まった。その理由は、
紅覇「ちょっとまて~!・・・はぁ、はぁ、はぁ、・・・」
紅覇が起き上ったからだ。俺を襲おうとした黄巾族たちはそれを見て止まったのだった。
族「頭~!大丈夫ですか!?」
紅覇「はぁ、はぁ、大丈夫だ。はぁ、ちょっと動けないがな。」
最初のコメントを投稿しよう!