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頭がそう言うと、再び、俺に向かって来た。しかし、
?「「お~~!」」
と、言う声が聞こえ、また族たちは立ち止った。俺は、町の周りを見ると、すべての入り口から兵士が突撃してきた。どうやら、完全に包囲されたようだ。そして、兵士は俺らを包囲するように止まり、その中から黒髪の少女が出てきた。その後から、今度は、赤髪の小さな少女が出てきた。二人の少女はそれぞれ武器を持っていて、それは前に三国志の本で見たものだった。黒髪の子の方は、確か青龍偃月刀で、赤髪の子のは、蛇矛と言ったっけ。すると、黒髪の少女が、
?「黄巾族ども!武器を捨てて降伏せよ!もし、抵抗するなら容赦はしない!」
と言った。すると、紅覇達の方は、武器を捨てて、降伏した。俺も、青龍を鞘に納めた。しかし、もう一方の頭は、
頭「こんなとこで降伏できるか!野郎どもやっちまうぞ!」
と頭が号令をかけたが、他の者たちは怖気づいて、向かおうとしなかった。すると、頭は、
頭「くそ~!」
と言いながら、包囲の薄いところを切り抜け、逃げようとした。しかし、
狭間「だから、そう簡単に逃げられると思うか?って言ったろ。」
と言って、俺が逃げる頭の前に立った。しかし、手に持つのは、別の刀だった。そして、
狭間「{麒麟 解放}」
俺は小さくそう呟くと、持っている刀“麒麟”が電気のような気を帯び始めた。しかし、頭はそれを目に求めず、
頭「死ねや~!」
と言って、切りかかって来た。その瞬間、俺が消えた。いや、消えたように頭からは見えた。そして、
狭間「言ったよな。今度こんな事をしたら、容赦はしないって。」
といつの間にか頭の後ろにいた俺が言った。そして、
頭「グハッ!?」
狭間以外「「!?」」
突然、頭が全身から血を出して倒れた。そして俺が、
狭間「{紫電 一の型改 真・残破}」
と呟いた。そして、頭は死んだ。
「「・・・」」
狭間が呟いた後、全員が沈黙した。ここにいる狭間以外の全員が今、頭を倒した男が何をやったのかわからなかったからだ。何より、この包囲網からどうやって出たのかさえ、半分近くの人間がわからなかった。
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