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その後、頭が死んで残りの黄巾族も降伏し、今、町は兵士たちや村人によって、修復していった。そして、俺が壁によしかかりながらその光景を見ていると、
紅覇「あんたはここで何やってんだい?」
と、紅覇がこっちに近づきながら言ってきた。
狭間「別に、だだこうやって眺めてただけだ。それより、お前の方こそ、こんなとこに居ていいのかよ?黄巾族の頭だろう?」
俺は、この町を襲った黄巾族の頭の紅覇がなぜここにいるのか聞いた。
紅覇「それがな、ここに来た軍の大将が、私たちに仲間にならないかって言ってきたんだ。」
狭間「へ~え。それで、どうしたんだ。」
紅覇「それで私は、その大将に理想を聞いたんだ。そしたら、なんて言ったと思う。」
紅覇は、笑っていた。そして、笑いながら、こう言った。
紅覇「笑顔で平和に生きていく世界って言ったんだ。甘い理想だよな。」
狭間「そんなことはないと思うぞ。」
と俺がそう言うと紅覇が、「だよな。」と言った。そして、
狭間「で、仲間になるのか?」
と紅覇に聞いた。そして、紅覇は、
紅覇「私は、その甘い理想に賭けてみようと思うだから、仲間になるって言ったよ。」
狭間「もう返事をしてたんだ。で、改めて聞くけど、なんでここに来たんだ?」
俺は改めてなんでここに来た理由を聞いた。すると、
紅覇「それは、・・・」
?「百合、ここに居たのか。」
と、あの時、兵士の前に出て高々と発言した。黒髪の少女がこっちに来た。
紅覇(百合)「あ、愛紗、どうしたんだよ。」
と紅覇が黒髪の少女に言った。しかし、俺にはその前に気になった事があったので紅覇に聞いた。
狭間「なあ、紅覇。」
紅覇「なんだい?」
狭間「さっきの名前はなんだ?」
紅覇「・・・お前、真名を知らないのか?」
狭間「真名?真名ってなんだ?」
俺がそう言うと、紅覇も黒髪の少女も黙ってしまった。
狭間「(俺、何かまずい事いったか?)」
そう思っていると、紅覇が仕方がないって顔で説明しだした。
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