母子家庭 幼少期
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おじさんが「あっち」と指さす方には高そうな車が停まっていて、助手席から母が手を振っていた。 安堵感からその車の方へ一目散に駆け寄り乗り込む。 その時母がおじさんに向かって猫撫で声で 「またホテル行こうねー」とか話していたのを今でも鮮明に思い出せる。 その日からおじさんが毎日託児所の送り迎えをしてくれることになった。 そしておじさんを『お父さん』と呼ぶように言われた。
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