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桜の花びらが舞う中にたたずむ綺麗な茶色の髪の毛の少女。
その少女が茶色の髪の毛をなびかせながら振り向いた。
俺はどうしても声をかけることが出来ない。
その子は急に俺に近づき…
柔らかな微笑みのままで
「こらぁあぁ!!!いつまで寝こけてんだコノヤロー!!」
と俺に罵声を吐く。
胸ぐらをつかまれた。
ビビっている訳ではないけど、やっぱり声をかけられない、というより声を発することが出来ない。
俺に掴みかかりながら微笑むその子の顔を見つめる。
良く見なくても、聞かなくても分かる。
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