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ケンカではない、はず。
俺の待ちに待った高校の入学式の為で。
俺の中の予定では、高校に入った後は派手にやるつもりだ。
遊びまくれるもんなら遊びまくる。
もし、ケンカに直面したとしても俺には強い助っ人がいる。
それは、俺の父。
父である隆則は、(こんなの言ったらタダじゃおかないことになるけど)いつもだらしなく、言わば適当人間。
だらしないはずだけど、見かけによらず、仲間思いで子分が傷付くなら自分から前にでて戦う、なんていう人だったらしい。
今もらしいけど。
それだからなのか、今でも子分さん達は父さんに恩を感じるのか、いつも、少しでも父さんの力になろうとするためか誰かしら家に訪ねてくる。
その父さんの子である俺は、よくかわいがってもらってる。
ありがたい事だぜ。
やっぱ正直、いつも飲んだくれの父さんからは全く予想もつかないんだけどね。
とりあえず、派手にぶちかますぜ!
と構える俺。
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