その男、子供になる

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「さぁ!早く金を用意しろ!知ってんだぜ?こいつらが良いとこの坊っちゃん嬢ちゃんだってのはなぁ!」 覆面のリーダーはローザに銃を突きつけた。 ローザは覆面のリーダーを睨みつける。 新郎の方は……失神してますねー。 「ねぇ、ロイ?」 「ん?」 ローザの問いかけに、生き残っていた飯を食べながらロイは応えた。 「早くこいつらどうにかしてよ。あたしの結婚式が台無しじゃない。まぁ、別にそこまで残念じゃないけど」 「えー?俺、飯食いに来ただけなんだけど……」 「だって今日はダオも外しててまともなSPがいないんだもの……」 ローザは式場の端を指差す。 そこには寄り添うように伸びているSP達の姿があった。 「そうよ、ロイ。ローザちゃん好きなんでしょ?やってあげなさい?」 ロイは勢いよく口に含んでいたワインを吹き出した。
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