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私 「……」
支店長 「計画実行の際は、改めて政府からこちらに通達が来ることになっている。」
支店長「実は、半年程前に、ボテン約1200匹のご一行が、青函トンネル内を往来しているところが発見されたのだ……」
私 「!……これはもしかしたら、最悪の予想が当たっているかもしれませんね……。奴らが知能を付けた……独自に変化、進化した……。」
支店長「恐ろしい事だ…あのボテンを造った人間も、全く予測していなかった事だろう……。」
支店長 「とりあえず説明する。我々、民間警備会社は現地入りし、警察機関及び、自衛隊の補佐業務等を行うことになった。我々警備業界は銃器こそ使わないが、護身術、護身物は扱える為、それなりの重要な業務を任される事になるだろう。」
私 「わかりました。」
支店長 「君には、北海道の東に行ってもらいたい。第一段階に政府は、試験的な要素も含めて、北海道にて行うとの事だ。
私の知る限り、おそらく北海道…手付かずの自然、著しい地方都市の産業の衰退により、廃墟や廃工場、廃坑になった炭鉱なども多いだろう……冬が来ればわからんが、予想する限り、潜伏数は多いと思われる……。」
私 「わかりました……。」
支店長 「他の民間警備会社からも行くはずだが、当社からの第一陣は君だ。ヨロシク頼むぞ!
来週中に現地入りしてもらいたい、現地に馴染む為にもな。住居や食料、生活用品は政府より既に準備済との事だ。それと、計画開始前にやって欲しい、ボテンの予行演習ゲームもな。」
私 「わかりました…………しかし、我々人間が作り出したペットのようなものに、ここまでされるとは………」
支店長 「……全くだな……しかし……我々も被害者だが、1番の被害者は、奴らボテン達かもしれんな……我々人間に作り出され、一時はもてはやされたものの、今となっては存在事態が罪だからな………。」
私 「かもしれません……それゆえ、我々人間が作り出した以上、邪魔になっても責任を持って、奴らを抹消しましょう………。」
支店長 「………そうだな……。」
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