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私 「しかし気掛かりな事が…」
支店長 「ん。なんだい?」
私 「これほど国内で被害を出し、政府が大計画を打ち出すまでなっているというのに、海外にボテンが出て行っているという話しを全く聞きません……また、無いとは思いますが、海外輸出を目的とした裏ビジネスがあってもおかしくないかと………」
支店長 「!…確かにそうだな……」
私 「海外とを繋ぐ航空機、貿易輸送船、毎日普通に運行されていると思います…」
支店長 「確かにそうだな…国内のメディア、海外のメディア、インターネットどれも国内のボテンの問題や事件、事故に関しては報道しているが、海外での被害や報告は耳にしないな………」
私 「奴らが災害時の地下施設を見つけ出して、住み着いているくらいの知識、知能を身につけたのであれば、むしろ遥かに容易な事に思います………」
支店長 「ううむ………確かにそうだ。しかし考えられるとすれば、海外を往来する交通手段は検閲や検査が厳しい……それに運良く引っ掛かっているのかもしれん……」
私 「自分の考え過ぎかもしれませんが、少し前からそのように思っていました……」
支店長 「……うむ、まぁ疑い出せばキリが無いが、政府が報道規制可能としても、国内メディアは出来そうだが、海外メディアに対してまでは無理だろうからな……」
私 「何だか恐ろしいですね……全ての根源のボテンを、世に送り出した業者?企業?開発者?それが何も手段を取らず、今となっては所在や存在そのものが、うやむやになっていますから……」
支店長 「………そう考えると非常に恐ろしい……うやむやにして、政府、国家規模で無理矢理全てを帳消しにしようとしているのか………」
私 「いったい、どうなっているのか………どうなってしまうのか……」
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