人の弱みを握るとかなり立場が優位になる

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「へー…そんなことがあったんだ~」 今は雅と2人で下校中 俺はさっき柊との間に起こったことを雅に話した。 …勿論俺の失敗談は抜かして。 「でも、珍しいね~月火が私とあっきー以外の人と話すなんて。これはどういう心境の変化かなぁ~?」 朝秋久にも同じようなこと言われたな… 2人としか話さないって。 まぁ本当のことだから仕方ない。 「別に心境の変化っていうわけでもないけど…ただ話し掛けられたから話しただけだ。俺も話し掛けられて無視するほど意地の悪いわけではないし」 そんな俺の気遣いに対してあの女は悪口しか言わなかった。 今考えてもムカついてくる… 例えるならあれだ。 フリーザ様が悟空にやられて「今のは痛かった…痛かったぞー!!」って言ったときのフリーザ様ぐらいムカついた。 「へ~、そうなんだ~。てっきり月火は私とあっきーと愛華ちゃん以外と話すのが嫌なのかと思ってたよ~」 「そんなことはない。寧ろ女子が話し掛けてくるなら大歓迎だ」 あの柊とかいう奴以外ならな… 「じゃあみんなに教えてあげよ~」 雅が嬉しそうに声を上げた。 「みんな?」
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