初めまして、さようなら

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ふふふ、いい朝だ。 朝から妹に死ねと真顔で言われ コーヒーと思って飲んだら黒酢で 今目の前を6匹ほど黒猫が通り過ぎ 始まりがこんなにベタだが…いい朝だ。 ちなみに妹に死ねと言われた理由はこれまたベタに妹の着替えを目撃してしまったからだ。 反省はしている。後悔はしていない。 そんな俺は月火竜胆 。 手から気功破が出る…わけでもなく ある震災がきっかけで血を操る能力に目覚めた…わけでもなく 父さんに呼ばれたと思ったらいきなり紫色の人造人間に乗れと言われた…わけでもないごく普通の高校生だ。 ちなみに彼女は今までいたことはない。 今まで3回告白をしたが見事すべて撃沈。 あれ?なに俺自分の黒歴史明かしてんの? バカなの?死ぬの? と朝からテンションの高い俺だが1ページ目だから大目に見てほしい。 すでに軽く疲れているがまだ頑張れるから。 さてさて、そんな1人で自己紹介をしている間に前方にそこそこのイケメンが見えた。 「オッス!月火!おはよー」 「ハゲろ。朝からテンション高いんだよこのそこそこイケメン野郎。バレンタインデーにチョコ4個とかリアルすぎんだよ。そこは50個ぐらい貰っとけ。一応イケメン設定なんだからよ。本当中途半端だなお前は」
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