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「起床~!」
まだ太陽も昇り切っていないまま、7時に今日も少年院の先生が大声で俺達のまぶたを驚かした。
その言葉を聞き終るか否かに生徒が薄い緑色と赤茶色のタテジマが入った、いかにもらしい布団を素早く畳み、パジャマから室内着に着替えをする。
「点呼~!」
3分と経たない間に先生がそう声を出した。
すると1人の同じ寮生が「やばっ!」と言った。
寮生全員が一斉に廊下へ移動し、一休さんの手下みたいなマルコメ達がきれいに一列横隊で並んだ。
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