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僕はあいつらが大嫌いだった。
痛めつけ、捕まえさえすれば何でも命令に従うあいつらが。
だからクラスの連中があいつらに夢中になって連れて歩いたり、戦わせるのが嫌だったし興味もなかった。
それを容認してる世界も大嫌いだった。
そんなある日、一匹のひんしのあいつらが草むらに横たわっていた。
どうせレベル上げとやらの餌食にされたのだ。
放っておくのも癪だったから家で手当てすることにした。
こいつが起きたら、いつでも出ていけるように窓は開けておいた。
朝起きると、隣に昨日手当てしたあいつが座っていた。
そいつは一日中僕について回った。
次の日、こいつを拾った草むらまでつれて来るが、いっこうに離れようとしない。
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