26.弱い俺

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帆『お前は、自分の事しか考えてない。どうして輝羅ちゃんの考えを応援することができないんだ?』 空『親父は…俺と、同じ状況になってないから、そんな事が言えるんだ!!』 きっと親父なら 俺と同じ事をするに違いない。 母さんに ベタ惚れなんだから。 帆『あったよ…』 空『は?』 帆『お前とは立場が違うけどな。』 立場? どうゆう事だ? 帆『俺が高校生の時…アメリカに留学の話があったんだ。』 って事は 母さんが俺の立場って事か。 空『母さんも反対したんだろ?』 母さんの事だ。 泣きながら行かないで! …って、言ったに違いない。 帆『行ってらっしゃい…だった。』 空『は?』 帆『今にも泣きそうな顔しながら“行ってらっしゃい”って…百花言ってた。』 ウソだ… あの母さんが そんな事言うわけない。 帆『信じれないみたいだな?』 空『当たり前だろ!!』 帆『なんで、百花が反対しなかったかわかるか?』 空『わからない…』 ほんとに わからない… なぜ 母さんは賛成したんだ? .
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