26.弱い俺

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空『ほんと苦しめてくれるよ…』 空宙君は あたしのオデコにキスをした。 輝『……』 空『だから、帰ってくる時は立派な秘書になって戻ってこい。』 輝『え?』 あたしは 頭を上げ空宙君を見た。 空『俺を置いて留学するんだ。絶対に立派な秘書になって帰って来ないと許さない』 そうだよね… 空宙君を 置いて留学するんだから それくらいの覚悟で行かないと。 輝『ねぇ、空宙君…』 空『何?』 輝『何で、いきなり留学の事…認めてくれたの?』 あんなに 反対してたのに… いきなりなんで…?? 空『…さぁな。』 輝『教えてよっ!!』 空『俺の…目標の人に色々、教えてもらったんだ。』 優しく微笑み 空宙君は教会を出た。 目標の人? 輝『あ…』 「親父は、永遠のライバルであり…俺の目標なんだ。」 輝『そっか…』 あたしは 走って空宙君のあとを追った。 .
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