26.弱い俺

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空『前に言っただろ?何があっても輝羅を離さないって。』 輝『そうだったね…』 忘れてたよ。 こんな大切な言葉を… 空『ふあ~っ』 輝『眠い?』 空『あぁ。あんまり寝てないから…』 話ながら またあくびをする空宙君。 空『膝枕。』 輝『してくださいでしょ?』 空『……してください。』 輝『ふふっ。いいよ』 あたしは 近くの藤棚に座った。 すると空宙君は あたしの膝を枕にした。 輝『ここなら暑くないでしょ?』 空『暑い…』 輝『なら、家に帰る?』 空『……いい。眠いから寝る。』 そう言い 眠ってしまった空宙君。 輝『ありがとね』 応援するって 言ってくれてありがとう。 待ってるって 言ってくれてありがとう。 あたしを好きな ままでいてくれてありがとう。 たくさんのありがとう… 全部、貴方に伝える事はできないけど でも… いつか 全部言えたらいいな。 .
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