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空『前に言っただろ?何があっても輝羅を離さないって。』
輝『そうだったね…』
忘れてたよ。
こんな大切な言葉を…
空『ふあ~っ』
輝『眠い?』
空『あぁ。あんまり寝てないから…』
話ながら
またあくびをする空宙君。
空『膝枕。』
輝『してくださいでしょ?』
空『……してください。』
輝『ふふっ。いいよ』
あたしは
近くの藤棚に座った。
すると空宙君は
あたしの膝を枕にした。
輝『ここなら暑くないでしょ?』
空『暑い…』
輝『なら、家に帰る?』
空『……いい。眠いから寝る。』
そう言い
眠ってしまった空宙君。
輝『ありがとね』
応援するって
言ってくれてありがとう。
待ってるって
言ってくれてありがとう。
あたしを好きな
ままでいてくれてありがとう。
たくさんのありがとう…
全部、貴方に伝える事はできないけど
でも…
いつか
全部言えたらいいな。
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