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白石のアルバムリリースが決まったことを聞きつけた謙也。
ちょっとご立腹です。
謙「聞いたで、白石ぃー!!お前、アルバムなんか出すんか!!それも2枚も!!」
蔵「せやでー。」
謙「ずるいで!!俺なんか、まだ1枚しか出してへんのに!!しかも光とのデュエット!!何で俺が光となんか歌わなアカンねん!!」
光「俺かて、謙也さんとのデュエットなんか嫌だったすわー。謙也さんさえいなけりゃ、俺はソロシングル出せたのに。」
謙「何言うてんねん!!それはこっちのセリフや!!」
蔵「落ち着きや、謙也。」
謙「自分に言われたないわ!!…………とにかくや!!ソロシングル出してる白石のアルバムなんかより、俺らのソロデビューの方が先やないんかっちゅー話や!!」
蔵「まぁ、よう聞きや、謙也。」
謙「………何や。」
蔵「実は、2ndシングルの方に『スピードスター』っちゅー曲が入る予定なんやけど……」
謙「ま、まさか………!?…………そういや、侑士の奴がアルバム出したときも、向日とのデュエットソングが収録されてたようやしな………もしかして、その曲は………!!」
蔵「せや。
謙也についての歌を、俺が歌うんや!!」
謙「ズコー!!」
光「謙也さん、ノリがキモいすっわ。」
謙「………いや、ちょい待ち。もしかして、これは、俺も白石のことを歌うアンサーソングが出るっちゅーフラグやないか!?『バイブル』なんちゅーて。」
蔵「残念やな、自分。『BIBLE』は俺の1stシングルの題名や。もう使われてんねん。つまり…」
光「謙也さんがアンサーソングを出す確率は無に等しいっちゅーことっすわ。」
謙「ガーン!!」
光「だから、反応の仕方が古すぎなんすわ、謙也さん。」
果して、謙也がソロデビューする日はくるのだろうか。
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