出会い×出会い

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そんな彼の背かに私は届くか届かない声で「ありがとう」と呟いた 誰かが話し掛けることがなく、私から話しかけることもなく 昼休みは常に屋上で昼食を食べている 誰もいない私だけの世界 でも、あの日は違っていた いつもの屋上だけど、先客がいた 私は屋上から出ようとすると 「ちょっと待って君」 呼び止められた 私は無視する事もできたけどそれをしなかった 何より嬉しかったのだ 話し掛けられたことに
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