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合田『うぅ…もうあかん……………帰ろっ…な、頼むわ……やばいって絶対……』
みゆき『うん、帰ろ、なんかもういやや…』
佐藤『う、うん…』
中田『そうやな…やばそうやもんな……』
男性二人が、尻餅をついたままの佐藤さんを起こす
映像が揺れる
この時、カメラがすぐ横に立つ、おじさんの姿をとらえていた
4人は気づいていない…
4人は早足で出口に向かっている
佐藤さんはカメラを構えず、肩紐にかけたまま移動している
地面ばかり映され、かなり映像は揺れている
佐藤『……ハァ…ハァ…でも……あれ、なんやったんやろ…』
中田『…わからん…』
合田『…ハァ…はよ……はよ帰ろ』
みゆき『…ハァハァ……ハァッ…』
時間にして10分、かなりの距離を歩いた様子
中田『…なんでや……あれ……』
合田『どうしたっ?中田っ』
中田『…いや、おかしないか?』
佐藤『何が?』
みゆき『………』
中田『だって、もう、かなり距離歩いてるのに、あの案内看板あった所にまだ着かへんのやでっ』
みゆき『っだよねっ!私も思った…』
佐藤『…ハァ…道…間違ったか…』
合田『……ハァハァ…ハァッ…』
中田『間違ってないよっ…あの二股からは一本道やったやろ?』
佐藤『そ、そうやな…』
みゆき『…もぅ…いやぁぁ…』
中田『くそっ……なんやねん…』
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