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佐藤『なぁ、おったやろ?』
中田『うん、ほんまやな…めっちゃ目の前、立っててんな…』
佐藤『そうや…ビビったで…』
中田『俺ら3人、全く気づいてないし…』
みゆき『…………ハァ~』
佐藤『大丈夫?みゆき…』
みゆき『……うん…』
佐藤『そうやけど、あのおじさん何て言ってたんやろ…』
中田『わからん…けど…明らかになんか言ってるよな…』
佐藤『うん…』
中田『外国語かな…』
佐藤『っぽいよな…』
風が吹き、木々がざわめく
みゆき『これからどうすんの?』
佐藤『ん~…変に動いたら危なく無いか……今、どこかもわからんし…』
中田『朝までここおるの?』
みゆき『えぇ、いややわ…』
佐藤『そうやけど………こんな真っ暗やのに、動かれへんやん…』
3人が沈黙する…
中田『なぁ…』
佐藤『ん?』
中田『森の中入らんかったら大丈夫やろ?』
佐藤『え?』
中田『いや、この道路舗装されとうから、この道歩いてたら安全違うか?』
佐藤『うん、まぁ…』
中田『なんぼ広い言うても、ずぅ~っと歩いてたらどっか出口につくやろ?』
佐藤『まぁ…そうかな…』
中田『よっしゃ、行こう』
佐藤『マシで?』
中田『こんな所おってもしゃあないやろっ』
みゆき『うん、佐藤君行こっ、こんな所いたくないよ…』
佐藤『ん~…行こか……』
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