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この世の存在は何れも新しく生まれ、やがて廃れていく。
生物も、道具も、それらを取り巻く文明すらも。
地表を鉄と電気が支配する今、古き良き日本は姿を眩ませた。
今も尚僅かながら一部の地域に残っているが、風前の灯火である文明は何時しかこの世からは消え失せてしまうことだろう。
しかし、とある世ではその文明が再び根差しているという。
その大地には緑生い茂る山々が聳え、清み渡る河川が流れる。
その大地には現世では幻と呼ばれた妖、神、霊等様々な種族が混在しつつも共生し続ける。
そしてこの御話の舞台である名を、
“幻想郷”と呼ぶ。
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